そろそろ来季の展望をしてみたいと思います。まずは先発陣から。(敬称略)
●ローテーションの柱 大野 柳 ロメロ 小笠原
●成長期待の実力派 梅津 山本 笠原 岡野
●今季ブレイクするかも 石川翔 福谷 阿知羅 勝野
●実績あり復活期待 吉見 松葉 鈴木翔 濱田達
●その他の投手 山井 佐藤 清水 丸山
先発候補投手として20名をあげてみました。
ローテーションの柱としては、今年177.2回を投げ最優秀防御率に輝いた大野投手、170.2回を投げ11勝を上げた柳投手、116.1回を投げ8勝を上げたロメロ投手、そして4年間で337.1イニング投げ15勝を上げている小笠原投手を選びました。
3人は今年に引続きローテーション投手として活躍してほしいですが、さらにもう1人小笠原投手が安定した活躍ができれば、先発4本柱となります。左腕が3人の4本柱となれば、これは強いと思います。
成長期待の実力派としては、まず、今年34.2回を投げ4勝をあげた梅津投手と、45.1回を投げ3勝をあげた山本投手を選びました。今季終盤戦の活躍からすると、この2人には是非ローテーション投手を目指してほしいものです。
そして笠原投手、3年間で192回を投げ10勝を上げていますが、まだまだこんなものではありません。今季の開幕投手でもありますから、来季は是非実力を発揮してもらいたいと思います。
もう一人、新戦力の岡野投手を選びました。岡野投手は新人ですが、笠原投手と同い年で、今年は社会人でも防御率0点台と活躍していましたので、実力派として期待したいところです。
ここまで8人を見てきました。この8人がローテーション争いをするようであれば、かなり強力な先発陣となりますが、
ある程度期待ができる先発が8人しかいない、と見ることもできます。
そこで、他の投手にも期待がかかることになります。
今季ブレイクするかもしれない投手としては、まず石川投手を選びました。1軍での登板は1試合1回しかありませんが、高卒3年目となる山本投手と同級生の投手です。ドラフト1位候補ともいわれていた実力派ですので、投げることができれば大活躍するかもしれません。
福谷投手は、今年は1試合に先発し6回1失点のピッチングを見せましたが、腰痛のためこの試合のみでした。しかしながら、先発投手として実力の片鱗を見せており、投げることができれば活躍するかもしれません。
阿知羅投手は、今年は34回を投げ1勝を上げました。来季は27歳になりますが、シーズンオフにはアジアウインターリーグに派遣されるなど期待されている投手です。ローテーションの谷間には活躍してくれるものと思います。
勝野投手も腰痛のため今季は登板が少なかったですが、既にプロ初勝利を挙げており、投げることができれば活躍するかもしれません。
そして、実績があり復活が期待される投手です。吉見投手は2008年から2012年まで5年連続で二桁勝利を上げ、2009年には16勝で最多勝を獲得、2011年には18勝での最多勝と防御率1.65での最優秀防御率のタイトルを獲得しています。通算89勝の吉見投手、今期は通算100勝を目指しているそうですので、是非とも復活が期待されます。
次に松葉投手、今季途中にオリックスからトレード加入しましたが、1試合の登板に終わりました。2014年には8勝を上げるなど通算27勝を上げている投手ですので、是非ドラゴンズでも活躍してもらいたいです。
鈴木翔太選手は2017年に5勝を上げ、濱田達郎投手も2014年に5勝を上げるなど、いずれもプチプレイクした投手です。両投手とも通算でも5勝しか上げていませんが、鈴木翔太投手は今季1軍昇格するも登板できなかった悔しさをばねに、濱田達郎投手は来季から支配下に復帰し2016年以来の1軍登板を目指し、頑張ってもらいたいものです。
その他の投手としては、実績十分の大ベテランの山井投手、2019年は不調で2020年も手術のため出遅れが予想される佐藤投手、フォーム改造中の清水投手、育成落ちとなったもののトミー・ジョン手術から2年目で復活の年となる丸山投手、などもいます。
期待している選手にはもちろん活躍してほしいですが、意外な選手が出てくるかもしれないという楽しみもあります。
ここで上げたどの投手にも活躍するチャンスはあると思いますので、是非チャンスを活かし、先発として勝ち星を積み重ねてほしいと思います。
以上