zamysanのブログ

中日ドラゴンズファンとして感じたことを書いています

2020年戦力展望 ~野手編~

野手についても来季の展望をしてみたいと思います。
来季の野手は32名となる見込みです。

 

(◎不動のレギュラー、〇レギュラー・準レギュラー、△1軍クラス、☆期待の若手、無印はその他の選手)
 ・捕手  △加藤、△木下、郡司、大野、☆石橋、桂、マルティネス
 ・一塁手 ◎ビシエド、石川駿、石岡
 ・二塁手 〇阿部、溝脇、☆高松
 ・遊撃手 ◎京田、〇堂上、☆根尾、三ツ俣
 ・三塁手 ◎高橋、☆石垣、☆石川昂
 ・左翼手 〇福田、〇アルモンテ、シエラ、武田
 ・中堅手 ◎大島、△遠藤、☆伊藤、藤井
 ・右翼手 ◎平田、△井領、渡辺、滝野

 

まず捕手です。松井選手、武山選手、杉山選手がいなくなりましたが、育成を含めて7選手います。
加藤選手と木下選手が少しリードしていて、そこに郡司選手が食い込めるか、という感じでしょうか。レギュラークラスの選手はいません。
大野選手には、経験を生かして、少なくとも1軍に定着するような活躍をしてもらいたいものです。
期待の星は、石橋選手です。高卒1年目で1軍の試合でタイムリーも放ちました。アジアウインターリーグでは、苦戦していましたが、2年目の飛躍が期待されます。
桂選手は勝負の年となります。桂選手と育成のマルティネス選手は、まずは2軍のレギュラーを目指す立場でしょうか。

一塁手ビシエド選手が不動のレギュラーです。怪我などでいない場合には、福田選手、堂上選手、阿部選手などが代わりを務めることになると思います。
石川駿選手には、二塁手としてレギュラーを狙ってほしいですが、一塁手の控えもできます。育成契約となった石岡選手は今年が勝負の年になると思います。

二塁手は、阿部選手がレギュラークラスです。2019年の成績を見れば不動のレギュラーといっていい活躍でしたが、与田監督の方針からすると、内野と外野でそれぞれ一つのポジションを空けて競わせることになると思いますので、セカンドのレギュラーは少なくともキャンプの時点では、固定されないのではないかと思います。
春季キャンプでは、阿部選手を中心に、堂上選手、石川駿選手、溝脇選手、根尾選手、高松選手など、内野手としてレギュラーを狙う選手達が、競争を繰り広げることが期待されます。阿部選手の優位は変わりませんが、おびやかすような選手が出てきてほしいものです。

遊撃手は、京田選手が不動のレギュラーです。代わりに遊撃を守れる選手は、堂上選手、根尾選手、三ツ俣選手くらいでしょうか。
堂上選手は、内野のどこのポジションでも、2番手くらいの実力はあると思いますので、準レギュラーとの位置付けです。
根尾選手は、春季キャンプでは、まずは二塁手や外野手などのレギュラーを狙えるポジションで勝負してほしいです。
三ツ俣選手も2019年は1軍の試合にも出場しました。持ち味のバッティングで結果を出すことが課題になると思います。

三塁手は、高橋選手が不動のレギュラーです。怪我などでいない場合は、堂上選手、福田選手などが代わりを務めることになると思います。
石垣選手は、レギュラーの座を求めて外野手としてもプレーしていますが、本来の三塁手のポジションも層が薄いためチャンスはあると思います。
石川昂選手も三塁手が本職ですね。この2選手は、将来の大砲候補として、やはりバッティングで競争しレギュラーを掴んでほしいです。

左翼手は、不動のレギュラーがいないポジションです。2019年の8・9月に活躍した福田選手が一番手、怪我で離脱していたアルモンテ選手が二番手だと思いますが、この他にも、遠藤選手、井領選手、渡辺選手、伊藤選手、石垣選手、根尾選手など、外野手としてレギュラーを取ろうとする選手にとっては、左翼手が狙い目となります。
新外国人のシエラ選手にも期待です。シエラ選手は育成契約ですが、3月までに支配下登録されないと2020年の試合に出ることができなくなってしまいますので、早期に支配下契約されるものと思います。
アルモンテ選手の怪我が開幕までに回復見込みとの情報もありますので、ますます激しいポジション争いが見込まれます。
武田選手は今年が勝負の年になると思いますので、バッティング、特に期待されるホームランが打てるかが注目ポイントです。

中堅手は、大島選手が不動のレギュラーです。遠藤選手は、外野のどこでも守備固めができますが、代走としては少し物足りないかもしれません。
遠藤選手も、控えに甘んじることなく、春季キャンプではレギュラー争いをしてもらいたいと思います。
伊藤選手は、1軍では左翼手で出場しましたが、中堅手もできると思います。課題はバッティングでしょうか。
経験豊富な藤井選手が控えているのも心強いですが、2020年は藤井選手の出番がなくなるくらい、他の選手に活躍してもらいたいと思います。

右翼手は、平田選手が不動のレギュラーです。井領選手も2019年は活躍を見せましたが、平田選手が離脱している期間に一緒に離脱してしまったのが残念です。
レギュラー選手の不在をいかにカバーできるかというのが、控え選手に求められるところであり、それがレギュラーへもつながっていくと思いますので、この井領選手や、内野手では、石川駿選手、溝脇選手、石垣選手など、少し不運なところがありチャンスをものにできない選手達にとっては、まずはプレイできる体調づくりから意識して、巡ってきたチャンスを必ず掴むようにしてほしいです。
渡辺選手は支配下契約2年目、滝野選手は入団2年目の年となりますが、いずれももう一段の飛躍が必要な選手です。2020年を勝負の年と位置づけ、がんばってもらいたいと思います。


2019年の戦力外選手が野手5名、ドラフト指名が野手2名でしたので、野手が32名と編成上かなり少ない人数になっています。
通常1軍登録29名のうち野手が16名入ることになりますので、野手の半分は1軍登録されることになります。
人数が少ないということはそれだけチャンスが増えます。2分の1の確率で1軍に上がれるわけですし、2軍での出場機会も増えることになります。
ドラゴンズの戦力補強は打ち止めとの記事もありましたので、2020年はこの人数で戦うことが想定されます。
野手の選手にとっては、2020年はまたとないチャンスの年です。まずは春季キャンプでのレギュラー獲得や開幕1軍を目指してほしいところです。
1軍クラス以上の選手(◎〇△の選手)は13名ですので、あと3人ベンチ入りの枠があいています。バランス的には、捕手で1名、内外野で2名です。
特に亀沢選手の抜けた内野手の1軍ベンチは空いていますので、レギュラーとなるのは難しい場合でもこのポジションを目指してほしいと思います。


先発投手、リリーフ投手、野手と2020年の戦力を展望してみましたが、これは2019年末時点での見通しです。
2020年になり、1月の自主トレ、2月のキャンプ、3月のオープン戦を経て、3月20日の開幕戦までに、予想もしていなかったような選手が出てくるかもしれません。
日々競争になると思いますが、ドラゴンズファンとしては、高いレベルの競争によって、全体の戦力が底上げされ、チームが強くなることを期待しています。

2020年もよろしくお願いします。頑張れドラゴンズ!!
以上