前回の記事で、スカウト会議で上げられたドラフト1位候補12人を紹介しました。
【ドラゴンズのドラフト1位候補】
・高田琢登 投手 (静岡商高) 左投げ左打ち
・高橋宏斗 投手 (中京大中京高)右投げ右打ち
・中森俊介 投手 (明石商高) 右投げ左打ち
・早川隆久 投手 (木更津総合高-早稲田大) 左投げ左打ち
・山崎伊織 投手 (明石商高-東海大) 右投げ右打ち
・森 博人 投手 (豊川高-日体大) 右投げ右打ち
・栗林良吏 投手 (愛知黎明高-名城大-トヨタ自動車) 右投げ右打ち
・松本竜也 投手 (智弁学園高-ホンダ鈴鹿) 右投げ右打ち
・牧 秀吾 内野手(松本第一高-中央大) 右投げ右打ち
・元山飛優 内野手(佐久長聖高-東北福祉大) 右投げ左打ち
・佐藤輝明 内野手(仁川学院高-近畿大) 右投げ左打ち
・来田涼斗 外野手(明石商高) 右投げ左打ち
高校投手が3人(うち左腕1人)、大学投手が3人(うち左腕1人)、社会人投手が2人、大学内野手が3人、高校外野手が1人、
と投手はバランスが良いですが、大学内野手が3人がなの気になります。
ドラゴンズの内野手は、京田選手、高橋選手、ビシエド選手、阿部選手がほぼレギュラーで、堂上選手が控えにいます。確かに控え選手の層が薄くはありますが、根尾選手や石川昂選手もいますので、下からの突き上げもあると思います。ドラフトで層を厚くすることも考えられますが、1位指名ではなく、中位から下位で指名するのが現実的ではないでしょうか。
では、なぜ、大卒内野手が3人もドラフト1位候補にいるのでしょうか? この3人は石垣選手と同じ学年になります。2016年ドラフトでは、落合GMの元、全国を巡り野手の有望株を探したことと思われます。推測ですが、この3人はその時から目を付けている選手なのではないでしょうか。
同じように高卒社会人の松本投手もリストに入っていますが、石川翔投手、清水投手、山本投手と同学年ですので、2017年ドラフトから目を付けていた選手なのかもしれません。
このような例としては、2015年ドラフトでは、高橋純平投手を1位指名(外れ1位で小笠原投手を獲得)しましたが、高橋純平投手と同学年で同じ岐阜県の高校の
勝野投手(2018年ドラフト)と橋本投手(2019年)を後に指名しています。この2選手も高橋純平投手をマークするなかで見つけていたのではないかと思います。
本題の補強ポイントです。今季の内容次第で変わると思いますが、現時点ではこんな感じではないでしょうか。
・リリーフ投手
・ホームランの打てる野手
・野手(外野手・内野手)
・先発投手
・左腕投手
現状計算できるリリーフ投手で1年間を通して活躍した選手がいませんので、柱となるリリーフ投手が一番の補強ポイントではないかと思います。
次にホームランの打てる選手ですが、ナゴヤドームにホームランテラスを設置するという話が現実的になってきていますので、思い切ってホームランバッターをドラフトで指名したいところです。
外野手は、友永選手、近藤選手が戦力外となりましたが、その分の補充がされていません。ただし、内野手を指名して将来的に外野手に転向させることも考えられると思います。
現在の支配下選手は、投手44人・野手32人と極端に投手が多くなっているため、バランス的にも野手の指名は必要になります。
先発投手は頭数は一応いますが、何人でも欲しいところですし、左腕投手もドラゴンズは多い方だと思っていますが、球界全体で不足しているため、できれば指名したいところです。
捕手は2年連続で指名しているため優先度は低いですが、いい選手がいれば指名する感じでしょうか。
どこも補強ポイントですが、2020年ドラフトでは、バランスよく良い選手を指名してほしいと思います。
以上
#ドラゴンズ #中日 #ドラフト