今年のドラフト会議まであと一週間となりました。
来週月曜日（２６日）がドラフト会議です。
これまでもいくつかドラフトの記事をまとめてきましたが、ドラフト直前のまとめをしてみたいと思います。
今年のドラフトの特徴としては、次のことが考えられます。
・昨年までの評価の積み上げがある大学生・社会人が人気
・昨年まで高校生の指名が多かったが、今年は大学生（佐藤選手・早川投手）が人気
※最初のドラフト１位指名選手は、2017年9人（清宮7・中村2）、2018年11人（藤原4・根尾4・小園3）、2019年11人（佐々木4・奥川3・石川3・森1）が高校生
・即戦力左腕投手と高校生野手が比較的豊作
・コロナの影響で社会人が採用を絞ることもあり大学生の育成指名が増える可能性も
ドラゴンズの今年のドラフトについては、以下のポイントがあげられます。
・昨年の戦力外選手が野手５人・投手０人で編成上投手が多いため、野手の獲得が必要
・２年連続でドラフト１位は高校生野手のため、今年の１位は投手を指名したい
・与田監督は即戦力投手とセンターラインの野手を希望
・今年の規定打席到達者２７人のうち、阿部選手が.242で打率26位、京田選手が.233で打率27位（10/19時点）であり、二遊間の即戦力選手の獲得がポイント
・今年の先発投手の勝利数は、大野９勝・福谷６勝・勝野４勝・柳４勝・松葉３勝・ロドリゲス３勝であり、即戦力先発投手も欲しい
これを踏まえて、最終指名予想をしてみたいと思います。
○１位 高橋宏斗 投手 右投右打 中京大中京高
○２位 元山飛優 内野手 右投左打 佐久長聖高－東北福祉
○３位 松本竜也 投手 右投右打 智弁学園高－ホンダ鈴鹿
○４位 松向 輝 投手 左投左打 市岐阜商高－日本製鉄東海REX
○５位 阪本和樹 外野手 右投右打 松坂商高
○育成１位 山本一輝 投手 左投左打 東郷高－中京大
○育成２位 戸田懐生 投手 右投右打 東海大菅生高（中退）－徳島ｲﾝﾃｨｺﾞｿｯｸｽ
１位は高橋投手で決まりだと思います。日本ハムは大卒投手を指名とのことですが、楽天や広島など競合する球団はあると思うのでくじ引きになると思います。外れ１位指名候補としては以下の選手が考えられます。
△森 博人 投手 右投右打 豊川高－日体大
△栗林良吏 投手 右投右打 愛知黎明高－名城大－トヨタ自動車
△元 謙太 外野手 右投右打 中京学院大中京高
高橋投手はドラゴンズジュニア出身ですので、根尾選手・石川選手に続く３年連続でのドラゴンズジュニア出身選手の１位指名が期待されます。元選手もドラゴンズジュニア出身です。
２位指名は二遊間の即戦力選手の元山選手と予想します。守備が良い選手でないと１軍で起用することは難しいので、守備に定評がある元山選手を獲得したいところです。京田選手・阿部選手と併用することにより、京田選手・阿部選手の打撃成績が向上することも期待されます。
ただし、元山選手は不動のレギュラーとの期待ではなく、層の厚さを目指しての獲得となるため、森投手・栗林投手・元選手などが残っていれば、それらの選手を指名するべきと思います。
しかし、この３選手は１位候補ですし、ドラゴンズは今のところ順位が２位のため、ドラフト２位の指名順は１０球団目なので、残っている可能性は低いと思います。
３位指名は、松本選手と予想します。ドラゴンズの１月のドラフト会議でも１位指名候補にリストアップされていたストレートが魅力の投手です。
２位で大学生野手・３位で高校生野手という２０１６年ドラフト（京田・石垣選手）のような指名も期待されますが、与田監督が即戦力投手の獲得を希望していますので、３位は即戦力投手の指名になると思います。
順位が２位のままの場合、ドラフト２位指名とドラフト３位指名の間に指名されるのは、ソフトバンク・巨人・巨人・ソフトバンクによる４選手のみとなります。そこでこの２球団の指名選手を見極めることが必要となりますが、今年は即戦力選手が指名される可能性が高いのではないかと思います。
４位指名は左腕投手を獲得したいところですので、松向投手の指名を予想します。地元出身の高卒社会人４年目の選手です。
５位指名は高校生野手で高校通算６０ホームランの阪本選手の指名を予想します。ドラゴンズには巧打タイプの選手は多くいますので、スラッガータイプの選手の獲得を期待します。
育成１位指名は山本投手を予想します。山本投手は今年評価を上げた左腕投手で、もしかしたらドラフト３位程度で指名される可能性もあるかもしれません。もし残っていたら指名したい選手です。
育成２位指名は戸田選手を予想します。ここ４年間のドラゴンズの育成指名選手は、地元投手（松田・マルク・大蔵投手）か徳島インディゴソックスの投手（木下・大蔵投手）ですので、大蔵投手と同じく地元かつ徳島の戸田投手の獲得があるかもしれません。
戸田投手は愛知県出身で、元ドラゴンズ投手の若林弘泰さんが監督の東海大菅生高校に進学し２年夏の甲子園にも出場しましたが、肘の故障から高校を中退しました。その後、復活し四国アイランドリーグで結果を残しています。
ドラフト予想を総括すると、１位で高橋投手のくじを当てることができれば、補強ポイントが埋められますので、８０～８５点くらいの評価になるのではないかと思います。できればもう１人野手を指名したいところですが、戦力外選手との関係で５人程度の指名を予定しているとのことですので、指名人数を５人としました。良い選手が残っていれば６人を指名するかもしれません。
ドラゴンズの補強ポイントと思われるポジションの指名を前提に予想をしてみました。実際のドラフトは他球団の指名選手との兼ね合いもありますので、どうなるのか分かりませんが、指名できた選手はスカウトが評価した選手ですので、獲得できた選手を応援したいと思います。
来週月曜のドラフト会議が楽しみです。
以上
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これまでのドラフト記事です。
