前回の記事↓の続きです。
引続き印象に残った試合を紹介します。
7月23日(金)和歌山・準々決勝
初芝橋本 010 000 001 000 0|2
智弁和歌山 000 001 100 000 1|3
1点を争う好ゲームとなりました。智弁和歌山高エースの中西投手は3番手の投手として延長戦から登板しました。初芝橋本高は川端投手が一人で投げぬき、終盤には智弁和歌山高4番徳丸選手を2打席連続でダブルプレーに打ち取るなど、好投しました。最後はタイブレークの13回裏に犠牲フライで智弁和歌山高が勝ちました。
7月23日(金)岐阜・4回戦
海津明誠 101 000 000|2
岐阜第一 000 010 000|1
岐阜第一高エースで4番の阪口選手が投手として2失点完投、打者としても5回にタイムリーヒットを打つ活躍でしたが、接戦の末、海津明誠高に敗れました。
7月24日(土)には、この日準々決勝を戦う予定だった東海大相模高が、登録選手20人のうち17人が新型コロナウイルス陽性とのことで、出場を辞退しました。
春の選抜甲子園優勝高で、前回の記事でも取り上げたチームだっただけに、とても残念な事態となりました。
7月24日(土)奈良・準々決勝
法隆寺国際 000 000 000|0
天理 000 011 30×|5
天理高エースの達投手(背番号は11番)が3安打完封と圧巻のピッチングを見せました。法隆寺国際高も序盤から粘りを見せていましたが、5回裏に天理高が4番の瀬選手のホームランで先制すると、追加点を重ね5-0で勝利しました。
今年の春の選抜甲子園ベスト4の天理高の強さが見られました。達投手は同じ大型投手の秋田・明桜高・風間投手と比べ、球速は落ちるものの、ストレートの威力は達投手の方が上に感じました。
7月25日(日)和歌山・準決勝
高野山 000 00| 0
市和歌山 220 24|10
市立和歌山高校がエース小園選手の好投と4番キャッチャー松川選手のホームランで5回コールド勝利です。
市立和歌山高校はこれまで、2回戦11-1(6回コールド)、3回戦7-0(8回コールド)、準々決勝11-0(5回コールド)、そして準決勝10-0(5回コールド)と全てコールドで勝っています。
投手陣もエースの小園投手に加えて、江川投手と2年生の米田投手も好投しており、チームとしての強さを感じさせます。
7月25日(日)愛知・5回戦
中部大春日丘 100 002 010|4
中京大中京 010 112 10×|6
春の選抜甲子園ベスト4の中京大中京高が中部大春日丘高との接戦を制しました。同点(1‐1)の3回から中京大中京高はエースの畔栁投手が今大会初登板しました。ヒットも打たれ失点もしましたが最速150kmとボールの威力がありました。畔栁投手が自ら2本のタイムリーヒットを打ち、競り勝ちました。
7月25日(日)西東京・5回戦
狛江 000210000|3
八王子 010100000|2
今大会登板のない八王子高エースの羽田選手が9回2死12塁の場面で代打で初出場し、強烈な当たりを打ちましたが、センターライナーで試合終了です(この場面だけ見ました)。
狛江高は7回裏はセカンドライナー併殺、8回裏はセンターからのバックホームで本塁封殺と終盤のピンチを防いで逃げ切り、都立勢唯一のベスト8を決めました。
注目選手の動向です。
大島正樹外野手の福井・敦賀気比高は甲子園出場が決定しています。
風間球打投手の秋田・明桜高も甲子園出場が決定しました。
毛利海大投手の福岡・福岡大大濠高は準々決勝で筑陽学園に敗れました。
阪口楽選手の岐阜・岐阜第一高は4回戦で海津明誠高に敗れました。
石田隼都投手と大塚瑠晏内野手の神奈川・東海大相模高は出場辞退となりました。
羽田慎之介投手の西東京・八王子学園八王子高は5回戦で狛江高に敗れました。
既に16校の甲子園出場が決まりましたが、地方大会はまだ続きます。