zamysanのブログ

中日ドラゴンズファンとして感じたことを書いています

ドラフト指名予想(2020年9月時点)

今年のドラフト会議は10月26日(月)に予定されています。シーズン中ですが、この日は各球団試合の予定がありません。あと約1ヶ月となりますので、今年のドラゴンズのドラフトを展望してみたいと思います。
過去のドラフト記事はこちらです。(こちらは8/13の記事ですが、記事内に1月の記事へのリンクもあります。)

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9/19に米村チーフスカウトが、現状の課題は野手でこの秋のドラフトでも野手を獲得すると明言したとの情報がありました。
今年は即戦力投手中心のドラフトになるかと思っていましたが、野手指名の方針を受けて少し見直してみたいと思います。
米村チーフスカウトは、高橋周平選手以外はレギュラーではない、と発言したとのことですが、この発言を受けて気になるのは、ショートのできる選手です。
現状、1軍のショートが守れる選手は、京田・堂上・三ツ俣の3選手だと思います。ショートに関しては、遠藤選手→送球難で外野にコンバート、阿部選手→二塁手に固定、根尾選手→送球に不安、との経緯があり、ドラフトで指名はしているもののドラゴンズの求める高い守備レベルでショートができる選手が限られています。
今年は堂上選手の成績が良くないこともあり、京田選手が怪我などで出場できない場合に出場する選手がいません。ショートのできる選手がいないことが、層の薄さにつながっていると思います。
野手全般を見れば、根尾・石川昂・石垣・岡林・石橋・高松・伊藤など高卒4年目以内の選手が多くいますが、ショートを専門にする選手はいないと見られます。

 

そこで、今年のドラフトでの狙いは、ショートのできる選手ではないかと思います。今年は遊撃手がやや不作の年だと思いますが、その中でドラゴンズが狙いそうな選手は、東北福祉大の元山選手ではないかと思います。この選手は1月のスカウト会議でドラフト1位候補12人にも挙げられていますので、もしかしたら1位指名もあるかもしれません。
これ以外の選手では、近江高の土田選手、中京大中京高の中山選手、星稜高の内山選手、仙台育英高の入江選手などが候補になると思いますが、評価よりも順位を上げてまで指名することはないような気もします。
野手ドラフトということを踏まえて、指名候補選手を複数名あげてみたいと思います。

 

●1位指名候補
 ・高橋宏斗 投手  右投右打 中京大中京
 ・森 博人 投手  右投右打 豊川高-日体大
 ・栗林良吏 投手  右投右打 愛知黎明高-名城大-トヨタ自動車
 ・元山飛優 内野手 右投左打 佐久長聖高-東北福祉大  

1位指名候補として4選手をあげました。1月時点から上げていた1位候補3人に元山選手を追加しました。4人とも1月のドラゴンズのスカウト会議で1位指名候補として上げられています。
1月のスカウト会議では12人上げられましたが、その他の選手では、東海大の山崎投手がトミー・ジョン手術のため社会人へ行くことになりました。
近畿大の佐藤選手は巨人・阪神等、早稲田大の早川投手も複数球団の1位候補に挙がっており、1位競合が想定されます。中央大の牧選手と明石商の中森投手・来田選手は1位~2位程度の評価、静岡商の高田投手とホンダ鈴鹿の松本投手は2~3位程度の評価、ではないかと思います。
その他のドラフト1位候補としては、福岡大大濠高の山下投手、慶應大の木澤投手などの評価があがっています。苫小牧駒沢大の伊藤投手は、日本ハムが1位指名との報道もあります。大学生はリーグ戦が開始したばかりですので、これから評価が固まってくると思います。

 

9/23に掲載された文春オンラインの若狭アナのコラムによると、米村チーフスカウトが「中京大中京高の高橋投手のプロ志望届次第で大きく戦略が変わる」と言っています。
これは、高橋投手がプロ志望届を提出すれば、ドラゴンズは1位で指名する可能性が高い、ということだと思います。プロ志望届の提出期限はドラフト2週間前の10/12(月)、ドラゴンズのスカウト会議は10/13(火)に予定されています。
高橋投手がプロ志望届出を出さば1位指名は高橋投手で決まりですが、そうでない場合は、森投手・栗林投手・元山内野手が1位指名候補になると思います。
森投手は地元出身の右サイドスローの投手で先発・リリーフともにできそうですが、1位で競合するレベルではないと思います。1位~2位の評価と見られますので、スカウト陣の評価が高くなければ、最初に1位で指名することは少し躊躇されるかもしれません。
栗林投手は大卒社会人の本格派の投手で即戦力として完成されている投手だと思います。2年間のドラフトでは2位で指名できましたが、梅津投手の指名を優先しました。3位以下であればトヨタ自動車へ行くことになっていたようです。大卒社会人の年齢であり一度指名を見送っている選手を最初に1位で指名することは抵抗があるかもしれません。
元山内野手は大学日本代表にも選ばれたショートのできる内野手で守備に定評がありますので、守備力を評価するドラゴンズ好みの選手といえるのではないかと思います。しかし、この選手は1位評価というよりは2位という評価の声も多いですし、入団当初は京田選手の控えという位置付けになると思いますので、こちらも最初に1位で指名するのかという感じの選手だと思います。
早川投手や佐藤選手など他にも有力な選手はいますが、あまりドラゴンズが1位で指名する理由が見当たりません。今年の1位指名選手の選択は難しいものとなりそうです。
やはり高橋投手がプロ志望届を出してくれればスムーズに1位指名選手が決まると思います。10/12まで、高橋投手がプロ志望届を出すことを祈りたいと思います。

 

●2位指名候補
 ・牧 秀吾 内野手 右投右打 松本第一高-中央大
 ・西川僚祐 外野手 右投右打 東海大相模
 ・井上朋也 外野手 右投右打 花咲徳栄
 ・元 謙太 外野手 右投右打 中京学院大中京
 ・来田涼斗 外野手 右投左打 明石商高  
 ・土田龍空 内野手 右投左打 近江高
 ・村上頌樹 投手  右投左打 智弁学園高-東洋大
1位投手-2位野手と想定して指名される可能性の高い野手をあげてみました。牧選手は元山選手に並ぶ評価の内野手です。西川・井上選手は人気のある右打ちのホームラン打者ですので、1位で消えるかもしれません。
ショートなら土田選手、地元のホームラン打者なら元選手、俊足好打の外野手なら来田選手だと思います。大卒投手としては2016年の選抜甲子園で優勝した村上投手をあげました。ちなみに2017・18年の選抜優勝投手は根尾選手、2019年の選抜優勝投手は石川昂選手です。
大学・社会人の投手はこれから評価が定まってくると思います。

 

●3位指名候補
 ・山野太一 投手  左投左打 高川学園高-東北福祉大
 ・森浦大輔 投手  左投左打 天理高-天理大
 ・高田琢登 投手  左投左打 静岡商
 ・松本竜也 投手  右投右打 智弁学園高-ホンダ鈴鹿
補強ポイントである左腕を中心に投手をあげました。

 

●4位指名候補
 ・松向 輝 投手  左投左打 市岐阜商高-日本製鉄東海REX(社会人4年目)
 ・今川優馬 外野手 右投右打 東海大四高-東海大北海道-JFE東日本
 ・片山勢三 一塁手 右投右打 門司学園高-九州共立大パナソニック(社会人3年目)
 ・内山壮真 内野手 右投右打 星稜高
松向輝(まつむこう・ひかる)投手は高卒社会人4年目で昨年がドラフト指名解禁年でしたが、今年評価をあげてきました。地元投手としてドラゴンズが注目しており、現時点で最も指名の可能性が高い選手ではないかと思います。過去にドラフト4位で指名された福投手のような活躍を期待したいです。
スラッガー候補として、今川・片山・内山選手をあげました。内山選手はショートとキャッチャーができます。

 

●5位指名候補
 ・阪本和樹 外野手 右投右打 松坂商高
 ・中山礼都 内野手 右投左打 中京大中京
 ・入江大樹 内野手 右投右打 仙台育英
 ・上田洸太朗投手  左投左打 享栄高
 ・加藤 翼 投手  右投右打 帝京大可児
スラッガー候補の阪本選手、ショートのできる中山・入江選手、地元高校生投手である上田・加藤投手をあげました。

 

●6位指名候補
 ・辻本宙夢 投手  右投左打 静岡高-駒沢大-東邦ガス
 ・村木文哉 投手  右投左打 静岡高-筑波大
 ・池谷蒼大 投手  左投左打 静岡高-ヤマハ
指名の可能性は低いと思いますが、私の地元静岡県の静岡高出身の投手3人がドラフト指名年なのであげてみました。

 

●育成指名候補
 ・山本一輝 投手  左投左打 東郷高-中京大
 ・二宮衣沙貴投手  右投右打 享栄高-名城大
育成指名選手は、昨年の松田投手のように、地元の大学生投手として、山本投手と二宮投手をあげてみました。もしかしたら、浅尾投手や田島投手のように本指名されるような高い評価の投手がいるかもしれません。

 

2018年ドラフトの梅津投手のように1位で想定していた選手が2位で指名できたという形が理想的です。高橋投手がプロ志望届を出してくじを引き当て、ここであげた1位指名候補の選手を2位で指名というストーリーを夢見ています。

以上
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