zamysanのブログ

中日ドラゴンズファンとして感じたことを書いています

ドラフト展望(2020年8月時点)

今年のドラフト会議はシーズン中の10/26(月)に行われます。2位以下の指名順序がどうなるかなど詳細はまだ正式に公表されていないようです。
高校生は8/1(土)からプロ志望届の受付が始まっています。プロ志望届を提出した選手を対象に、8/29・30に甲子園で、9/5・6に東京ドームで、プロスカウト等がチェックする合同練習会が開催されます。
大学生のプロ志望届は例年通り9/1(火)から受付開始のようです。

 

【ドラフト全体展望】
今年のドラフトは新型コロナウイルスの影響で選手・スカウトともに活動できない期間があったことから、既にある程度評価の固まっている大学・社会人の選手に人気が集まりそうです。またシーズン中のドラフトで各球団の既存戦力の見極めも終わっていないことら、指名される人数も少なくなるのではないかと見られます。
候補選手の特色としては、即戦力を中心とした左腕投手が豊富で、高校生の野手にもいい選手がそろっている印象です。ちなみに来年のドラフトは高校生の投手が豊作と予想されています。

 

【ドラフト上位候補】
ドラフト1・2位で指名されるであろう14選手です。大学生・社会人はほとんど試合ができていないため、昨年までの評価を参考にしています。
 ・高橋宏斗 投手 (中京大中京高)      右投右打 
 ・中森俊介 投手 (明石商高)        右投左打
 ・小林樹斗 投手 (智弁和歌山高)      右投右打
 ・西川僚祐 外野手(東海大相模高)      右投右打  
 ・井上朋也 外野手(花咲徳栄高)       右投右打
 ・来田涼斗 外野手(明石商高)        右投左打
 ・早川隆久 投手 (木更津総合高-早稲田大) 左投左打
 ・伊藤大海 投手 (苫小牧駒沢大)      右投左打
 ・元山飛優 内野手佐久長聖高-東北福祉大) 右投左打
 ・牧 秀吾 内野手(松本第一高-中央大)   右投右打
 ・佐藤輝明 内野手(仁川学院高-近畿大)   右投左打
 ・栗林良吏 投手 (愛知黎明高-名城大-トヨタ自動車)右投右打
 ・佐々木健 投手 (木造高-富士大-NTT東日本)  左投左打
 ・藤井聖  投手 (富士市立高-東洋大JX-ENEOS)  左投左打

 

【今年1月の記事】
ドラゴンズの今年1月の第1回スカウト会議の記事です。ドラフト1位候補が12人あげられています。上の選手と8名が重なっています。

zamysan.hatenablog.com

1月時点でのドラゴンズのドラフト指名予想の記事です。

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【ドラゴンズのドラフト注目ポイント】
ポイント①:1位指名は?
ポイント②:即戦力野手は指名するのか?
ポイント③:左腕投手は指名できるのか?
ポイント④:地元選手は誰を指名?
ポイント⑤:期待の高卒選手の指名は?

 

ポイント①:
一昨年の1位ではずっと公言してきた根尾選手を指名し、4球団競合のうえに抽選で引き当てました。昨年の1位ではずっと公言してきた奥川投手から直前に石川昂選手に切り替え、3球団競合しましたが抽選で引き当てました。
今年の1位は、高橋投手か栗林投手が有力です。1月の記事では森投手(日体大)を予想しましたが、東都大学リーグは9月まで試合がないため、現時点ではドラフト1位の評価を得るのは難しそうです。
栗林投手は一昨年のドラフトで2位しばりがあったため、根尾選手・梅津投手の方が優先して指名されました。3位の勝野投手の指名前に栗林投手サイドに確認したようですが、3位では入団しないとのことで、勝野投手の指名になったようです。その時点で勝野投手より高い評価でしたが、社会人になってさらに評価をあげています。
しかし大卒社会人投手は、近年は特にドラフト1位指名されにくい傾向があり、過去5年で1位指名は昨年ドラフトで外れ1位の西武宮川投手のみです。
ここ数日、高橋投手の活躍を紹介する記事を書いてきましたが、明徳義塾馬淵監督の言う松坂以上の投手かは分かりませんが、昨年の奥川投手と比べても遜色ない投手のように見えます。総合力はわずかに奥川投手が上かもしれませんが、ストレートの球速・威力は高橋投手の方が上だと思います。
高橋投手は大学(慶應大学)進学希望と報道されていますが、このピッチングをみると、ドラゴンズは球団の人脈を駆使して、プロ志望届を提出するよう説得する可能性が高いのではないかと思います。ドラフトで指名できるようにすることも含めてのドラフト戦略ですし、それだけの勝ちがある投手だと思います。
1位指名は高橋宏斗投手と予想します。

 

ポイント②:
過去4年の大学・社会人野手の指名実績は、2016年2位京田選手、2018年6位滝野選手、2019年4位郡司選手の3人です。
現在のドラゴンズの支配下選手69名の内訳は、昨年の戦力外選手が野手5人・投手0人だったこともあり、野手32人・投手37人と野手が少なくなっています。
今シーズンの途中でも、堂上選手や石川駿選手が怪我をしたことから、ファームの内野手が足りず、外野手のシエラ選手や滝野選手が内野を守っていることがありました。
そこで野手の選手層を厚くするため、2位で元山選手や牧選手などを指名する可能性はあると思います。元山選手はショートで京田選手とも重なるため、セカンドの牧選手の指名が有力でしょうか。ただし、今年の大卒指名選手は、石垣選手と同学年になり、一つ下の学年には高松選手もいますので、この世代の内野手がいないわけではありません。そのため、内野手は高卒選手を指名する可能性もあると思います。
即戦力野手を指名する可能性はあるものの、1位選手の指名成否や残っている選手次第になると思います。

 

ポイント③:
昨年のドラフトで3位までに指名された左腕投手は、河野投手(日本ハム1位)・宮城投手(オリックス1位)・橋本投手(中日2位)・坂本投手(DeNA2位)・浜屋投手(西武2位)・及川投手(阪神3位)と6人います。
今年のドラフト候補の左腕投手では、早川投手・佐々木投手・藤井投手・山野投手(東北福祉大)・森浦投手(天理大)・高田投手(静岡商高)の6人は、昨年上位指名された6人よりも評価が高いと思います。
これらの投手は2位か3位までに指名されてしまう可能性が高いと思いますが、3位まで残っていれば指名する可能性もあると思います。2016年ドラフトでは笠原投手を4位で指名できましたので、そのような展開が期待されます。
左腕投手の指名はしたいですが、こちらも残っている選手次第になると思います。

 

ポイント④:
2016年5位藤嶋投手・6位丸山投手、2017年1位鈴木博投手・5位伊藤選手、2018年1位根尾選手・3位勝野投手・5位垣越投手・6位滝野投手、2019年1位石川昂選手・2位橋本投手・5位岡林選手、と毎年地元選手を指名しています(育成選手は省略)。
今年の地元選手候補としては、上位では高橋投手・栗林投手・森投手・高田投手などがいます。地元高校生選手としては、元選手(中京学院大中京高)・印出捕手(中京大中京高)・中山内野手中京大中京高)・阪本外野手(松坂商高)・佐々木内野手県岐阜商高)・上田投手(享栄高)などの指名が考えられます。
元選手は3位程度で指名されてしまいそうな気がします。個人的には印出捕手を指名してほしいのですが、そもそも今年は捕手の指名は不要かもしれません。佐々木選手もサードですので、補強ポイントとは合わない気がします。ホームランが期待できる阪本選手の指名が一番面白いかもしれません。
近年のドラフト5位指名は地元枠となっていますので、地元選手を指名すると思いますが、誰を指名するかは分かりません。

 

ポイント⑤:
2016年3位石垣選手、2017年2位石川翔投手・3位高松選手・4位清水投手・6位山本投手、2018年4位石橋捕手、2019年6位竹内投手、とここ4年は毎年地元以外でも有力な高卒選手を指名しています。
今年の指名選手候補としては、西川選手・井上選手・小林投手などでしょうか。昨年は石川昂選手(中日1位)・紅林選手(オリックス2位)・井上選手(阪神2位)と、右打の高卒野手の人気が高かったので、西川選手と井上選手は2位までには指名されると思います。
一方で、昨年は藤田捕手(阪神5位)・山瀬捕手(巨人5位)など、高卒捕手は指名順位が低くなる傾向がありました。一昨年の石橋捕手も4位で指名できました。そこで、2年まで遊撃手、3年で捕手になった、内山選手(星稜高)の評価が難しいところだと思います。
ドラゴンズとしては、現状捕手は7人で十分な戦力がいると思いますが、マルティネス捕手の契約がキューバ政府の意向で決まることや桂捕手の怪我の状況などにより、急に戦力が足りなくなる可能性もありますので、補欠的な位置付けでの指名でも考えられます。また、ショートのできる選手も欲しいところです。
内山選手は昨年の時点では1位候補でしたが、指名順位が下がるようなら狙い目かもしれません。とはいっても、遊撃手と捕手の両方ができるという評価よりは、どちらかでプロに通用すると評価して指名し育てる方が、本人のためにもなると思います。
内山選手指名の可能性もありますが、無名選手のサプライズ指名にも期待します。

 

 

【ドラゴンズのドラフト指名予想】
いままで書いてきたことを一応踏まえ、指名予想をしたいと思います。1月に書いた予想を上書きするのではなく、選択肢の一つとして考えてみました。
 1位 高橋宏斗 投手  右投右打  中京大中京
 2位 森 博人 投手  右投右打  豊川高-日体大
 3位 元 謙太 外野手 右投右打  中京学院大中京
 4位 松本竜也 投手  右投右打  智弁学園高-ホンダ鈴鹿
 5位 阪本和樹 外野手 右投右打  松坂商高
結局、即戦力野手も左腕投手もいない、全員右投右打選手の指名予想となりました。
森投手は試合がなく評価が上がらないため逆に2位でも指名できるのではないかと思いました。
元選手は今年は背番号1番を付けたエースでしたが、プロでは野手で勝負したいと話しており、主に外野と一塁を守ります。鈴木誠也選手になれる素材との声があり評価が上がっていますので、3位でないと指名できなさそうです。
松本投手は1月のスカウト会議で1位候補にあげられた選手で、実力的には外れ1位でもおかしくないと思いますが、知名度が低いと思われるので、この順位で取れたらいいなという希望的観測です。
本当は5位印出捕手・6位阪本選手としたいのですが、今の支配下人数が69名と多いため、5選手の指名が精いっぱいかなと思います。
球速のある即戦力投手3人と長打力のある将来性豊かな外野手2人というかなり偏りのある指名ですが、夢はあると思います。1月の予想のほうが現実的でしたので、そちらもご覧ください。(再掲載)

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これから大学生・社会人の試合も始まってくると思いますので、日々評価は変わっていくと思います。

以上
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